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2016年6月15日水曜日

重版出来最終回!感動と喜びのラスト!中田(永山絢斗)の『ピーヴ遷移』が読みたい


最終回は中田(永山絢斗)の『ピーヴ遷移』に注目が集まる。編集者として心のファッションは春に向けて明るめの元気色が際立っていた。自分の殻の中でしか仕事をしない中田の殻を心が開くことができたのか?



最終回ストーリと感想

ついに 中田(永山絢斗)の『ピーヴ遷移』の連載がスタートした。世間で話題になり、ネットでも評価が高い。先輩漫画家たちも一目置く存在になる。第1巻発売に向けて動き始めるが、肝心の中田は売上商戦にまったく興味はなく、アシスタントも上手く使えない。

食事も睡眠もとらず、誰の助けもかりない。締め切りに間に合えば、一人で漫画を描ければいいと自分の殻に浸かって周りの事が見えないでいた。
心(黒木華)は、母親のように怒鳴ってしまう。中田は「俺をコントロールするな!」と支配と恐怖を嫌う独自の漫画の世界とシンクロして、こちらの世界を拒絶していた。




永田絢斗は中田役にピッタリだ。孤独で幼少期に母に鎖でつながれていた事があり、両親の愛を知らない。自己を守る為に他人を受け付けない。自分の中の孤独と恐怖と常に戦っている影のある役を、永田の独自のオーラがピッタリとはまり、恐るべき表現表力!正統派で律儀な心と正反対なのだが、その2人の掛け合いのバランスが見ていてちょうどいい。



そんな中田は、心がいない間に第15話を届けにバイブスに訪れた。心の机に『ピーヴ遷移』1巻に向けての、企画書や資料が山積みにおかれ、自分のために一生懸命してくれている心の気持ちを知る。すでに『KICKS』を発売している若手漫画家 大塚シュート(中川大志)が話かけてきた。「編集の夢は重版出来、発売したコミックにが売れて増刷がかかると、編集に関わった全ての人が幸せになれるんですよ。」と初めて『重版出来』という言葉を知る。



「自分は漫画を自分の為だけに描いていてはいけないのか?」答えがわからない永田は、その足で三蔵山(小日向文世)の家をおとづれる。三蔵山の奥さんが作ってくれたおにぎりを前に「中田くんは、このおにぎりができるまで、どのくらい水が必要か知ってるかい?米作りから考えると270リットルもの水がいるんだよ。ほとんどの人はその目に見えない水に気が付かない。自分が目に見えるものより世界はもっと広いんだよ。」と諭す。中田の気持ちに変化がではじめた。


人気デザイナー野呂が描いてくれた、1巻の表紙を見た中田は素直に「カッコイイ」と思った。三蔵山先生が帯のコメントを書いてくれ、書店では発売日にあわせサイン会まで開いてくれた。中田は「全ての人を幸せにできないけれど、黒沢さんが喜ぶなら努力したい。」と言い。周囲の応援を受け入れるようになる。



バイブルでは、三蔵山の『ドラゴン急流』が近代芸術文学賞漫画部門の大賞を受賞した!と連絡がはいり一気に盛り上がる。
ドラマのラストで、『ドラゴン急流祝賀会』がホテルで開かれ、これまでの出演者が全員揃う場面は最終回にふさわしい演出だった。また一度は漫画家をリタイヤしようとした高齢の三蔵山がスピーチで「ドラゴン急流はこの最終章をもって終了します。そして私は新たな、誰もかいた事がない皆なが度肝をぬくような、漫画を描きます!」と若手漫画家たちに、はっぱをかけた!





なかなか漫画家どうしで集まる事もない世界で、出版社の祝賀会で全員が一同にそろって、先輩漫画が後輩にメッセージを伝えるなんて!すごく感動的だった。
ラストは、営業の小泉(坂口健太郎)が『ピーヴ遷移』1巻の売上が初回印刷部数の50%を超え、「重版出来きまりました!」と心に報告にきた。バイブ編集者全員が大喜びで最終回にふさわしい、すがすがしい幕引きだった!




最終回のファッション


全編通じてそうだが、黒沢心のファッションは、オレンジ・青・黄色など、明かるい色使いと キュートな柄系シャツの組み合わせが一番多かった。







個性派俳優(荒川良々)おフードTシャツの最後締めくくったのは、
三蔵山の祝賀会で着ていた、ロウソク付のカップケーキ!おめでたい!

他には、チュッパシャプス・プリン・フランクフルト・枝豆 となっている。









本当に個性にあふれ、元気になれるドラマでした。また是非 続編が見たいです!



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