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2016年4月27日水曜日

あの『尾田栄一郎(ワンピース作者)が嫉妬した漫画!』で一躍注目をあびた『四月は君の嘘』とは、いったいどんなマンガなのか?

とにかく号泣!

『月刊少年マガジン』で2011年から2015年に連載された

単行本は全11巻(著者.新川直司)

2013年 講談社漫画賞少年部門受賞  2016年 映画実写化予定(広瀬すず,山崎賢人)





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少年漫画であって、その画風やストーリは少女漫画のようだ。メインの登場人物は中学生男女4人。少年漫画では登場人物の女の子は胸やお尻を強調したキャラになりがちだが、本作品では細く優しい線使いでフワフワの髪の毛やフェミニンなファッションなど、女子が好みそうなタッチに仕上がっている!そして女心の細かく複雑な表現もとてもよく伝わってきて共感できる。


また、メインキャラクターのうち2人が演奏家なのだが、舞台に立つ演奏シーンは打って変わり、シャープで力強い線がキャラクターの表情と緊張感を描き出し、登場シーンの空気をガラリッと変える!


この表現力を大絶賛したのが、大人気漫画家『ワンピースの尾田栄一郎』である。「音が聞こえるマンガ!」とTV番組の企画で紹介「漫画がもっとも苦手なジャンルである音楽の表現が見事!」と語っている。





登場人物とストーリー



プロピアニストを母にもつ有馬公生(ありまこうせい)は、病の母を喜ばすために毎日厳しいレスンをうけていた。コンクールに勝つために『譜面通りに機械のように正確に弾く天才ピアニスト』として小学生の頃は有名人だった。


しかし、11歳の冬に母を失たショックで自分の演奏するピアノの音が聞こえなくなってしまう。トラウマをかかえピアノから遠ざかっていた公生。14歳になった中学3年の四月、一人のヴァイオリニスト宮園かをり(みやぞのかをり)と出会う。


かをりは、公生の幼なじみで隣の家に住む澤部椿(さわべつばき)と同級生で、もう一人の幼なじみでの女子にモテモテの渡亮太(わたりりょうた)を紹介してほしい、と頼んできたと言う。最初の出会いで盗撮摩と勘違いされた公生は椿に「彼は友人Aね」と紹介される。


4人のダブルデートの行き先は『東和音楽コンクール』会場だった。音楽から遠ざかっていた公生は、かをりが譜面を超えて自由奔放にヴァイオリンを演奏する姿を見て自分の心がカラフルに色づき始めたのを感じた。「暴力上等、性格最悪、印象最悪・・・でも、彼女は美しい」


亮太を好きだと言って、近づいてきたかをりだが、何かと公生を呼び出し「私の伴奏者になって!」とコンクールの2次予選へと誘う。かをりのおかげでピアノの闇から抜け出し、上を向いていこうとちかう公生。ピアノは続けて欲しいが音楽が公生を遠くに連れていくと悩む椿。ナンパだが優しい亮太。


4人がそれぞれの悩みや思いを秘めながらも、成長していく青春ラフストーリー!


しかし、かをりが病で倒れ二度とヴァイオリンが弾けないと知り。亡くなった病気の母を思い出し怯える公生。しかし、椿・亮太・ピアニストのライバル達や先生、みんなが気づかせてくれた音を乗せて東日本ピアノコンクールに出場する。


その日はちょうど、かをりの手術日であった。演奏中、公生はかをりの演奏を感じとっていた。「僕らは誰かと出会った瞬間から一人ではいられないんだ。僕の中に。私の中に。君がいる。」



コンクールの数日後、お墓でかをりの両親から手紙をもらう。そこに書いてあったのは、かをりと出会った4月の頃の話だった・・・。





とにかく号泣(ネタバレ注意!)



・とにかく泣けるシーンが多い。1話で亡き母の呪縛に苦しみピアノに向き合えない公生もかわいそうで泣ける。

・かをりが重病だということを友達にかくしている姿も泣ける。

・椿が公生を好きな気持ちに気がついても、公生はかをりを好きなんだとわかっていて切ない。

・超号泣はやっぱり最後の手紙。

拝啓 有馬公生さま
さっきまで一緒にいた人に手紙を書くのは変な感じです。
君はひどいやつです。
ぐず・のろま・あんぽんたん。
君を始めて見たのは、5つのとき。
当時通ってたピアノ教室の発表会でした。ぎこちなく登場したその子は椅子におしりをぶつけ笑いを誘い、大き過ぎるピアノに向かい一音奏でたとん私の憧れになりました。
音は24色パレットのようにカラフルでメロディーは踊りだす。
隣の子(絵美)が泣き出したのはビックリしました。
それなのに君はピアノを辞めるんだもの。
人の人生を左右しといてひどいやつです。
最低・のろま・あんぽんたん。
同じ中学だと知った時は舞い上がりました。
渡君に謝っといて。
まあ、でも渡君ならすぐ私のことなんか忘れちゃうかな。
友達としては面白いけど、やっぱり私はいちずな人がいいな。
あと、椿ちゃんにも謝っといてください。
私は通り過ぎていなくなる人間。
変な禍根を残したくなかったので、椿ちゃんにはお願い出来ませんでした。というか、有馬君を紹介してなんてストレートに頼んでも椿ちゃんは良い返事をくれなかったと思うな。
有馬公生君。
君が好きです。好きです。
好きです。



ピアノ演奏の引き込まれるシーンあり、元気で面白いシーンも沢山あり、切ない純愛シーンもあり、とにかく号泣シーンも多数!!ぜひ心を震わすストーリーを体感してください!  
(※ティッシュ1箱準備してからお読みください)




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